osamantha’s blog

若年性パーキンソン病3児の母、子育てをしつつ社会起業家として活動中。

思いやり

グノシーを見てたらお産の話がありました。

 

流産危機があり、ベッドで絶対安静にしている奥さんに向かって旦那さんが言った言葉、


コイツ寝てるだけなんですよ。
お気楽ですよ!

 

それを聞いていた看護師がいたらしく、

 

あんたは出産に立ち会う権利がない!と言い放ったらしいです。

 

確かに何もせずただベッドの上で横になっている姿を見ると、俺は働いてるのにって思うかもしれないけど何もせずではなく、してはいけない。

 

それほど今は大変な時期だってこと。

 

よく、男に出産の痛みはわからない、男には耐えることができないと聞くけれど男として生まれたんだからどんなに出産の痛みをわかろうとしても出来ないものは出来ない。

 

体験する装置もあるけれど以前それを体験した男性に対しての女性からのコメントに

 

・痛みを体験したって痛いと思ったら止めることも出来る。

 

・私たちは寝ている間もお腹を気にしている。

 

・その時だけの体験なんて意味がない、私たちは10ヶ月もの間お腹の中で守ってるの。

 

と言うようなのがあった。

 

出産経験のある私も確かにとは思ったものの、どっちにしても色々言われるんだなぁと思った記憶があります。

 

こんなこと言われたら、思いやる気持ちも失せますよね😅

 

そもそも男と女は違うから、その出来ないことに対して色々言うのはどうかと思います。

 

 

でも今回の旦那さんみたいに出産を軽んじているのは問題で、出産の痛みは経験出来なくてもバルーン(おしっこの管)をつけて(医療行為になるからバルーンはムリかもしれないから溲瓶→寝たまま尿をして入れる容器のこと)ずっとベッドの上で横になることは出来る。

洗面の時も食事の時も、横になり過ぎて腰が痛くなっても…

 

あなたの奥さんはその全てに耐え、小さな命を守ろうとしているのに。

思いやりのカケラもない言葉…

 

 

障害の場合もそう。

 

いつも側にいるから今が辛い時ってわかるでしょ❗️

わかるわけない。

 

親子であれ夫婦であれ、兄弟、親友であれ別の生き物なのだから。

 

私の本当の辛さなんてわからないよ!って言うのは簡単だけど、それだと少しでも理解しようとしてくれている心を殺してしまうことになる。

 

思いやりってお互いがいて成立するものだと思うから。

自分が辛いからって相手を思いやらなくていいなんてことはない。

 

まあこれは、私自身のことなんだけど…

 

ひねくれて殻に閉じこもって未来なんてどーでもいいって思ってた頃の話😅

 

あの頃に比べたら成長したと思います 笑