osamantha’s blog

若年性パーキンソン病3児の母、子育てをしつつ社会起業家として活動中。

久しぶりの母登場と母の思い

以前にも話したと思いますが私が看護師になったのは紛争地域で働きたかったから。

 

結局それは叶っていないけど。

 

少し前に母と電話で話した時、そんな話になって

 

母「テレビで看護師として海外で働いてる人をみると本当は〇〇(私の名前)やったんかもしれんのにって思うんよ。」

 

って言ってきた。

 

今私がパーキンソン病関連の仕事をしよとしているのは知っているけど母としては複雑らしい。

 

母「この病気にならんかったらパーキンソン病関連の仕事しようとしてなかったやろ?」

 

私「そりゃそうやな!ならなわからんかったもん。なったけん色々気付いてこのままじゃいけんと思ったんよ。」

 

母「誰に似たんやろ。〇〇が遠くなっていく気がする。」

 

私が高校生の頃から紛争地域で働くことを夢見ていて何度も話し合ったことがある。

母はとても心配していたけど、応援もしてくれていた。

 

それがパーキンソン病になって(それだけが原因ではないけど)叶えることが難しくなった。

 

母からするとあの日、目を輝かせて自分の夢を語った私の姿が忘れられないのかもしれない。

 

そしてそれを奪ったパーキンソン病が憎くてたまらないのだと思う。

なのに、なんでパーキンソン病についての仕事なの?気持ちはわかるけど本当にしたかったのは違うんじゃないの?

 

と思っているのかもしれない。

 

確かにずっと追い求めてたこととは違うけど、今しようとしていることは

 

「今、本当にしたいこと。」

 

だから、今は今で幸せ。

 

そう伝えたいけど、「幸せ」という言葉は口にすることはできない。

 

母だけでなく父や旦那、子供たち…

とても心配をかけてきたし、現実を考えるとこれからどんどん進行していくわけで、特に常日頃一緒にいる子供たちは私が死ぬのではないか?

という不安を持っている。(ちゃんとどういう病気か伝えているけどやっぱり不安みたい。)

 

なのに呑気に「今、本当にしたいことできてるから幸せ」

 

なんて、自分勝手な気がして言えない。

オフがくると家族に迷惑をかけているのは事実だし。

 

きっとみんな、何より早く病気治ってほしいって思っているだろうから。